UML Design(設計)3〜図の体系と各図の概要〜
イントロダクション
前回は、開発工程(プロセス)について記載しました。結論的にはいろんな手法があるので、適したものを「理解して」使うと良いと思います。ということを記載しました。
今回は、UMLで使用する、各図の体系と概要に関して記載します。
UML体系
大雑把に2系統の図があります。「構造図」と「振る舞い図」です。
そして、それぞれに以下の図がぶら下がります。
- <構造図>
- クラス図
- オブジェクト図
- 合成構造図
- パッケージ図
- コンポーネント図
- 配置図
- <振る舞い図>
- ユースケース図
- アクティビティ図
- ステートマシン図
- 相互作用図
- シーケンス図
- コミニケーション図
- 相互作業概要図
- タイミング図
ユースケース図
大雑把にこんな感じでユーザー(システム使用者)の絵とシステムの振る舞いなどを記載します。
これを以って、ユーザーがどのようにアプリケーションを使用して行くのかフロー図にし、あーだコーダと話し合います。
正解はないので、突き詰めればどこまででも突き詰められます。なので「期限」を決めてやることも大切です。
クラス図
クラスの関係図です。結構詳細に記載できるので詳細設計レベルでも使用できます。
こんな感じで作成します。
シーケンス図
参考にしたサイトはこちらです。 これは主に処理の流れを記載します、上部の絵で行くと「店員」が「在庫確認」を行うのに「管理画面」で「商品検索」を行う。。。 というようなことを示す図です。
コミニケーション図
これも大雑把に下のような感じです。参考にしたサイトはこちらです。 オブジェクト間での情報のやり取りを描くものでしょうね。ネットワークやユーザーの流れなど記載するときに便利なのでは?
ステートマシン図
これは、処理のフロー図で開始から終了までを絵にしているので、大きな枠で(フレームワークなど)でどのような仕組みで組み上げるか?などを検討するときに便利だと思います。着眼ポイントは「状態変化」ですので、状態が開始から終了までどのように変わるのか?を示す図です。
アクディビティ図
アクティビティ、アクション(動き、活動)のことです。業務フローなどレベルの高いところでのフロー図を記載するときに良いと思います。 ステートマシン図は「状態」の移り変わりを図にしたものですが、アクティビティは業務フローなどの人の動きやアプリケーションの動きを示します。
パッケージ図
システムを構成する資源(プログラムソース)のパッケージング構成を図にするものです。参考サイトはこちら
今回はここまでにしておきます。
でわでわ。。。